そら豆の栄養は？気になるカロリーや効果効能をご紹介！

野菜のトッピングや、スープにしても美味しいそら豆。今回は料理で大活躍する「そら豆の栄養」や、ダイエット中に気になるカロリーについてです。具体的な効果・効能もご紹介するので、ぜひご覧ください。

世界最古の農作物「そら豆」とは？
そら豆のカロリーは？
そら豆の栄養は？
そら豆のダイエット効果・効能はあるの？
そら豆「おすすめの食べ方」
まとめ
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世界最古の農作物「そら豆」とは？

古い歴史をもつそら豆。今からなんと7000年以上も前、スイスの遺跡で種子が発見されています。古くから多くの人々から愛され、「世界最古の穀物」とも呼ばれています。その由来として、旧約聖書にも「穀物と一緒にそら豆をパンに混ぜて食べた」という記載もあります。このことから、ヨーロッパの国々でも、長い間親しまれてきたことがわかります。

そのまま食べたりすることが多いそら豆ですが、その活用方法は幅広く万能です。茹でて食すだけでなく、お味噌の材料になったり、米の代用にもなります。その万能性から食料が不足した時代でも、多くの人々を支えた食材でした。

空に向かって上向きにさやが成長する姿から「そら豆」と呼ばれており、形もまゆに似ていることから「蚕豆」とも書くようです。そんなそら豆はダイエット中でも食べやすい食材ですが、気になるカロリーはどれくらいでしょうか？

そら豆のカロリーは？

そら豆100gあたりのカロリーは、約108kcalです。そら豆の100gというと、お茶碗一杯分くらいの量はあり、かなり満足感が得られると思います。豆類のためお腹にもたまりやすく、栄養価の高いそら豆は「ダイエット向きの食材」と言えるでしょう。

ただし食べ過ぎはお腹を下す可能性もあるため、食べたい時は自分が「心地いいと思う量」に留めておきましょう。そら豆に含まれる「不溶性食物繊維」という栄養は、調整効果が期待できますが、摂取のしすぎだとお腹を下す原因にもなります。

そら豆の栄養は？

長い間多くの人々に食べられている「そら豆」には、一体どんな栄養が含まれるのでしょうか？

①バランスの取れた「食物繊維」が豊富

そら豆は食物繊維が豊富で、その中でも水に溶けにくい「不溶性食物繊維」が多く含まれます。水分を吸収して、腸の働きを活発にしてくれるため、便秘などの悩みがある方にもおすすめです。ストレスや偏食などで腸内環境は変化しやすく、より良いバランスを保つために食物繊維は効果的。また、そら豆の薄皮部分は食物繊維が多いので、生を調理する場合は薄皮ごと食べてみてくださいね。

②妊婦さんにもぴったり「葉酸」

そら豆には「葉酸」が含まれ、妊婦さんのように「体に栄養をしっかり取り入れたい方」にも最適です。これは葉酸が「DNA」に深く関わる栄養であることが理由で、細胞を生成を手助けし、DNAを正常に作る材料になることがわかっています。妊婦さんだけでなく、健康的な成長を促すため、成長期のお子様などにも積極的に摂取してもらいましょう。亜鉛やビタミンC、ビタミンB６などを一緒に摂取することで、より効率的に「葉酸」の吸収を行えます。

③筋肉生成に欠かせない「タンパク質」

ダイエット中にも大事な「タンパク質」も、そら豆にたっぷり含まれています。タンパク質はアミノ酸によって構成される栄養素で、「三大栄養素」の一つに当たります。私たちの髪、骨、肌など人間を作る材料となり、さらに免疫などの抗体を作り出してくれます。

そら豆は植物性タンパク質に分類され、動物性のタンパク質よりも「脂肪燃焼効果」が高いと言われています。このようなことからダイイエット中でなくても、健康の維持のために積極的に取りたい栄養です。