ダイエットの食事

ダイエットに良い油って?どんな効果が期待できるの?

「油は太りそう…」そんなイメージのある油ですが、本当のところどうなんでしょうか?ダイエットにも使えると言われたり、脂質だから控えた方がいいとも言われたり。

そんな扱いづらそうな油ですが、実は体に与える影響が違うことがわかっています。そこで今回は、ダイエット中だからこそ知りたい「油の効果」について。どんな種類が存在するのか、そしてオススメの油はどれなのか。一緒にみていきましょう。

油はダイエットの味方?

油はダイエットの天敵だと思われがちですが、全くの逆。上手に使うことで、綺麗に痩せる体づくりのサポートをしてくれます。むしろ油を抜いてしまうと、肌や髪のツヤがなくなりガサガサしやすくなります。

油には脂質が含まれ、細胞膜やホルモン生成、体の様々な組織を作る役割があるのです。他にも効率の良いエネルギー源になっていたりと、健康を維持するためには欠かせないのです。

しかし脂質が必要と言っても、揚げ物や毎日食べたり、スナック菓子を好んでいると、脂質の取りすぎによりすぐに体脂肪に変わってしまいます。大切なのは「どんな油を体に入れるか」ということです。油の中でも「良質な油」を選ぶことで、ダイエットにも嬉しい効果を期待できます。

油の種類は?

どんな油でもダイエットに効果的というわけでなく、種類によって体に与える影響は変わってきます。その中で油はこの2種類に分類できるので、ご自身が日常で使っている油はどちらが多いのかチェックしてみてくださいね。

「飽和脂肪酸」

人間の体内で合成することのできる飽和脂肪酸。肉類、乳製品などに多く含まれるため、ついつい取りすぎになりがちな成分です。血中の中性脂肪やコレステロールを増やしてしまい、循環器疾患のリスクがあるとも言われています。

さらに皮下脂肪になりやすいため、ダイエット中にこそ控えたい方の油です。常温で固体の物が多く、酸化しづらく熱に強いのも特徴です。

飽和脂肪酸の多い食品:

マーガリン、バター、ラード、牛肉や豚肉の脂身、鶏肉の皮など

「不飽和脂肪酸」

体内での生成ができないため、食品からの摂取が必要な不飽和脂肪酸。植物や魚に多く含まれるため、ダイエットに活用したい方はこちらの油がオススメです。動脈硬化や血栓を防いでくれて、血圧を下げるだけでなく、さらにコレステロールを正常にするなど、健康にいい作用がたくさんあります。

腸の働きを活性化してくれるので、便秘予防にもなります。常温で液体のもので、熱や空気で酸化しやすいのが特徴です。

不飽和脂肪酸の多い食品:

マグロ、イワシ、サンマ、オリーブ油、ゴマ油、シソ油など

ダイエットにオススメの油は?

①MTCオイル

MTCオイルは、ココナッツやパームヤシから「中鎖脂肪酸」だけを抽出したオイルのことです。この「中鎖脂肪酸」は消化吸収が早く、すぐにエネルギーに分解されます。そのため内臓脂肪を溜めにくくして、太りにくい体を作ってくれる油です。

毎日の食事に取り入れることで、エネルギーとして脂肪を燃焼する作用が働くため、ダイエットに効果的だとされています。サラサラしていて無味無臭なので、料理にも加えやすいのが嬉しいですね。

②アマニ油

アマニ油は不飽和脂肪酸の中でも「オメガ3脂肪酸」と言う種類に分類され、日本人に不足しがちな油だと言われています。オメガ3脂肪酸は、肌や髪の保湿などにも作用するだけでなく、うつ予防などのメンタルの向上も期待できる成分です。

亜麻の種子から搾った油からできているアマニ油は、とろりとした舌触りで特徴的な風味を持ちます。こちらも酸化しやすいので加熱料理でなく、サラダなどのドレッシングやスープなどに入れるのがオススメです。

③オリーブオイル

オリーブオイルには美容効果も期待でき、抗酸化作用をもつビタミンEを多く含みます。紫外線などによる皮膚へのダメージを軽減してくれたり、血行をよくしてくれたりもする油です。さらに血糖値の上昇も緩やかにする効果もあることがわかっていて、ダイエット中の方も安心して使えます。

加熱しても大丈夫な油なので、今まで使っていた料理油をオリーブオイルに変えるだけでも効果的。ドレッシングとの相性もいいので、ぜひオリジナルのソースを作ってみたり、日常的に活用してみましょう。

トランス脂肪酸に注意

実は油の中にもあまり摂取しない方がいい油もあり、それが「トランス脂肪酸」です。すでにアメリカなどで使用が禁止にまでなっているほどで、注意した方がいい成分だと言うことがわかります。

マーガリン、ショートニングなどに含まれることが多く、油脂を加工する際に発生する物質です。そのため過度な摂取は、健康へ悪影響を及ぼすことがわかっています。内臓脂肪による肥満、さらに悪玉コレステロールの増加などの作用があるため、ダイエット中にはなるべく避けることで健康的な体を作ることができます。

まとめ

いかがでしたか?

日常的によく使う油ですが、様々な種類があり、ダイエットにも活用できることがわかりました。

一方ダイエットの妨げになる油もあるので、食事の際には「良質な油」の摂取を心がけることでより痩せやすい体を作ることができます。

健康的なダイエットのためにも、ぜひ油を活用してみてくださいね。

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