ダイエット中のあんこは大丈夫？あんこの効果や種類を紹介

和菓子の中でも定番のあんこ。疲れた時に食べるととっても美味しいですよね。そんなあんこですが、ダイエット中に食べるのは大丈夫なのでしょうか？

他のお菓子より太らないとも言われていたりしますが、本当なのか気になるところです。そこで今回はダイエット中のあんこについて。あんこの効果や、どんな種類があるのかもご紹介していきます。

あんこについて
ダイエット中にあんこを食べてもいい？
あんこのダイエット効果は？
あんこの種類は？
まとめ
- 関連

あんこについて

あんこの原料となっている小豆。昔から小豆は厄除けや邪気を払うものとされ、弥生時代でも大事な行事に食べられていました。当時は塩味が主流でしたが、江戸時代からは私たちの今食べてるような、甘いあんこが使われていたようです。

いろんな食べ物との相性がいいあんこは、羊羹、きんつば、饅頭、おはぎ、あんみつ、大福など、多様な和菓子に用いられています。そんなあんこですが、ダイエット中に食べても大丈夫なのでしょうか？カロリーなども比較しながら見ていきましょう。

ダイエット中にあんこを食べてもいい？

ダイエット中で食事量を減らしている時でも、あんこは食べても問題ありません。むしろあんこは栄養価が高いため、食事制限で不足しがちな「食物繊維」や「鉄分」などを補うことができます。ただしあんこだけを食べることで痩せるということはないので、バランスの良い食事を取ることが第一です。

ダイエットだからと間食を無理して我慢すると、ストレスを溜めることに繋がります。我慢よりも、栄養価の高いもので心と体を満足させることが、ダイエット成功の鍵になります。その時に間食を我慢できても、積もり積もったストレスで、暴食に走ることも少なくありません。暴食でのリバウンドはよくあることなので、ストレスを溜めないよう、健康的な間食を心がけましょう。

あんこのダイエット効果は？

間食にも活用できる、栄養価の高いあんこ。

具体的に得られるダイエット効果はなんでしょうか？

①肥満予防

小豆の皮に含まれる「サポニン」には肥満予防効果があります。余分な脂肪の蓄積を防ぐだけでなく、サポニンの働きにより、脂肪燃焼を促進する「アディポネクチン」というホルモン物質が分泌されます。これは痩せホルモンとも呼ばれ、ダイエット効果だけでなく、動脈硬化や糖尿病の予防にも繋がります。このように体の健康に良い効果のあるサポニンは、定期的に取りたい栄養です。

②血糖値上昇の緩和

小豆はポリフェノールを多く含み、カテキンルコシドやカテキン、ルチンなどのポリフェノールにより血糖値の上昇が緩和されます。糖を分解するのに使われる酵素の活性を抑制するため、糖の吸収がゆっくりに。血糖値が上がりにくくなることで、脂肪を蓄えにくくして、さらには肌や髪のツヤ改善にも繋がります。血糖値が急上昇すると「血糖値スパイク」という、眠気、倦怠感、吐き気などの症状にも繋がるので、ゆっくり血糖値をあげることが大切です。

③食物繊維豊富

あんこに使う小豆は食物繊維が豊富で、満足感を得やすく、そして空腹感を感じにくくしてくれます。自然と間食の量を減らすことにもなるので、ダイエット中にオススメです。消化の早いスイーツやスナック菓子などに比べると、食物繊維の働きでお腹が膨れやすくなります。粒あん100gの摂取で、成人男性の1日に必要な摂取量の1/4を超える食物繊維が含まれています。腸内環境の改善にも繋がり、ダイエット中の便秘解消にもぴったりです。

④貧血改善

小豆には鉄分が含まれ、貧血改善にも繋がります。女性に不足しがちな栄養分でもあり、鉄不足はダイエットの妨げになります。体の鉄が不足すると、酸素が全身に十分に行き渡ることができず、筋肉や内臓の働きが低下してしまいます。筋肉の低下は基礎代謝が下がることになるので、ダイエットで運動をしているのに痩せにくい体になってしまいます。同じ食事量でも基礎代謝が低いと、エネルギー消費量も低くなるため、これらの改善にも鉄分は欠かせない栄養だということがわかります。