赤米の効果とは？栄養たっぷりな赤米についてご紹介

赤米はご飯を色鮮やかにしてくれて、食べ応えのあるのが特徴的ですよね。

今回はそんな食事を華やかにしてくれる赤米についてご紹介。

どんな食べ物で、どんな栄養があるのかがわかります。

具体的なダイエット効果もわかるので、気になる方はぜひ参考にしてくださいね。

赤米は貴重なご馳走だった
赤米にはどんな栄養がある？
赤米のダイエット効果は？
「食べもんぢから」にはこだわりの雑穀が多数！
まとめ
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赤米は貴重なご馳走だった

古代米の一つである赤米は、縄文時代の終わり頃から日本に伝わったとされています。約2500年ほど前、当時は白米ではなく、米の表面が赤い色をした赤米が食べられていたようです。栽培されている数も昔は少ないため、貴重なご馳走として人々に愛されていました。

赤米に関する日本で一番古い記録は、飛鳥時代の遺跡から発見されています。「赤米を納品した」という記述が残されていて、他にも平城京や藤原京の遺跡からも見つかっているようです。神様のお供え物に使われたり、貢献品として扱われていたと言われています。

そんな赤米はオイルやスパイスとの相性もいいのでアレンジ自由。白米に混ぜるなどして、家庭料理の栄養バランスをよくしてくれます。酒やお菓子、麺類にも利用されるため、料理のレパートリーが増やしてくれますよ。

赤米にはどんな栄養がある？

①赤い色素のタンニン

赤い色素のタンニンは赤米に豊富に含まれています。ポリフェノールの一種で、お茶などにも含まれる苦味成分としても知られています。強い抗酸化作用があるため、生活習慣病などの予防にも効果あり。体内の酸化を防ぎ、健康な体作りに役立ちます。この酸化を防ぐ力の他にも、肌を引き締める効果があり毛穴を目立ちにくくしてくれると言われています。

③不溶性の食物繊維

赤米には不溶性の食物繊維が豊富で、水に溶けにくいので大腸を活発にします。水分を吸収しながらゆっくり進むため、腸から綺麗に。また食物繊維は腸内の善玉菌などの餌になるため、免疫力が上がり太りにくくもなると言われています。腸が綺麗になることで、大腸がんなどのリスクも下がり、健康的な体作りになるでしょう。

②マグネシウムが白米の４倍

赤米にはマグネシウムが白米の４倍も含まれ、効率よく栄養を取ることができます。体でエネルギーを作るのに欠かせないマグネシウムは、約300以上の酵素の働きを助けていると言われています。他にも体に届いた栄養を合成したり分解したりなどの役割もあり、なくてはならない栄養です。不足することで吐き気を感じたり、精神的な不調が現れるケースもあるようです。

④カリウムも白米の３倍

赤米には、カリウムが白米の３倍含まれています。血圧を下げる働きの他に、体内の塩分調整にも利用される栄養です。基本的に動物性食品や、植物性食品にも含まれるため、通常の食事を摂取していたら不足することはほとんどありません。ただしダイエットなどで極端な食事制限を行なっていると、脱力感や食欲不振を感じる場合もあると言われています。

⑤ビタミンB１

赤米にはビタミンB１も豊富で、糖質の代謝を進めるのに欠かせない栄養です。糖質を取りすぎていたり、アルコールをよく飲むという人は、ビタミンB１を意識して取ることで分解もアップ。ニンニクや玉ねぎに含まれる「アリシン」という栄養と一緒に取ると、吸収率もよくなります。食事のバランスを気にしながら、ぜひビタミンを積極的にとってみてくださいね。

赤米のダイエット効果は？

脂肪燃焼に！

タンニンには脂肪燃焼効果があり、ダイエットにも最適です。タンニンは「ミトコンドリア」に働きかける作用から体の脂肪を燃やしてくれます。皮下脂肪をエネルギーに変えてくれるので肥満防止にも。ダイエット中でできるだけ脂肪を蓄積させたくない方には嬉しい効果ですよね。

アンチエイジング効果！

抗炎症効果のある赤米は、アンチエイジングの効果も期待できます。赤米に含まれるタンニンにはメラニン色素の沈着を防ぐ働きをもち、綺麗で健やかな肌を作ることをサポート。シミやしわなどの老化現象を抑え、細胞がダメージを受けるスピードがゆっくりになります。ダイエット中で肌荒れが気になるという方でも効果が期待できますよ。

疲労回復効果！

赤米には疲労回復効果があり、これはビタミンB１によるものです。疲労感を感じるのは、十分にエネルギーが生成できていない状態だということなので、ビタミンB群をしっかり取ることが大切。エネルギー代謝をよくして、1日を活発に過ごすことができるように。ダイエット中は特にエネルギーが不足しやすいので、健康のためにも体に良いものを積極的に取り入れていきましょう。