ひじきの栄養は？ダイエットにも使えるひじきの効果を紹介

家庭料理に欠かせないひじき。和食らしい食材で、ひじきを使った料理は何だかほっこりしますよね。

そんなひじきですが、ダイエット効果はあるのでしょうか？そもそもひじきにはどんな栄養素があるのか気になるところです。

そこで今回は身近な「ひじき」について。ひじきのダイエット効果や、ひじきの種類などもご紹介していきます。

ひじきって何？
ひじきにはどんな栄養が含まれてるの？
ダイエット効果はあるの？
オススメのひじきは？
まとめ
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ひじきって何？

ひじきは海藻の一種で、北海道の南部から九州にかけて広い範囲で収穫されています。地域によってそれぞれ風味が違い、加工法も変わってくるようです。例えば、伊勢ひじきは歯ごたえがあり、天日干しにする事で旨味が凝縮されています。房総ひじきは生のまま乾燥させているので、柔らかく食べやすいものです。

そんなひじきは、約一万年前の縄文時代から食されていたとされています。発見された遺跡に、ひじきが発見されたことから、食用に使われていたと推測できます。平安時代の「伊勢物語」にも登場してくるため、古くから人々に認知されていた食材のようです。

そして江戸時代になると、海苔や昆布などと一緒に、ひじきは多くの家庭まで出回るようになります。こうして私たちにとって馴染み深いひじきは、日本の和食に欠かせないものとなりました。そんなひじきは栄養価の高さも評価されていますが、具体的にどんな栄養素が含まれているのでしょうか？

ひじきにはどんな栄養が含まれてるの？

①カルシウム

ひじきは海藻類の中でもダントツに「カルシウム」が多い食材です。カルシウムは骨を作る働きだけでなく、血管などの細胞の活動にも大きく影響しています。そのためカルシウムが不足する事で、血圧の上昇や血管の老化などが進むとも言われています。ダイエット中なども栄養不足から、カルシウムの摂取量が足りていないことも多いので、ひじきなどからの摂取がオススメです。

②食物繊維

ひじきは食物繊維も豊富で、腸内環境の改善が期待できます。腸内環境がよくなることで、消化吸収もスムーズに行えて、免疫力もアップします。免疫力の強化には、善玉菌の活性化が大切で、彼らが体をより健康に保ってくれます。食物繊維は、善玉菌のエサになるため、この善玉菌を活発にしてくれる働きがあります。この善玉菌が減ると、悪玉菌が増えて便秘などの原因にもなると言われています。

③鉄分

ひじきは「鉄分」も豊富で、貧血などの予防に繋がります。人の体は絶妙なバランスでミネラルのバランスが保たれていることで、健康でいる事ができます。そのミネラルの中でも、不足しがちな鉄分は、血中に酸素を運ぶために必要で、体を作る上で大事な役割を持っています。鉄分が不足すると、血中に上手に酸素が運ばれないため、だるさや疲れやすかったりと不調の原因になってしまいます。

ダイエット効果はあるの？

ひじきは栄養価も高いため、ダイエット中でもオススメです。ここからは具体的にどんなダイエット効果があるのか見ていきましょう。

糖質や脂質の吸収を抑える

ひじきは半分以上が食物繊維でできている、お腹にたまりやすい食材です。ゆっくりと消化されるため、糖質や脂質の吸収を抑えてくれる働きがあります。これは「水溶性食物繊維」という水に溶けない食物繊維のおかげで、腸の中で脂質の元の成分をキャッチしてくれています。

中性脂肪を減らす

ひじきに含まれる「タンニン」と「ヨウ素」は、中性脂肪を減らす働きがあります。中性脂肪が減る事で、脂肪が蓄積しずらい体になり、ダイエットをサポートしてくれます。タンニンには、抗がん性・抗酸化性・抗菌性の作用があり、体を健康に保ちます。ヨウ素は摂取しすぎはよくないと言われますが、タンパク質を作り、神経細胞を活動的にしてくれる働きを持ちます。

代謝アップ効果

ひじきの鉄分により血液を増やし、代謝アップも期待できます。体内の血液量が増えると、酸素や栄養もたくさん運ばれることになるので、エネルギーのある体にしてくれます。この血液の流れが停滞しやすいと、むくみや冷え症などの原因にもなり、代謝が落ちてしまいます。そのため鉄分摂取により、体の血液量を増やすことは、代謝のアップにも繋がります。