ダイエットの食事

煮豆の王様「とら豆」とはどんな食材?栄養やダイエット効果も解説

今回はとら豆の栄養や歴史についてみてみましょう。

栄養豊富でダイエットとの相性のいい「とら豆」は、家庭料理でも使いやすいお豆の一つです。

とら豆とはどんな食べ物なのか、どんな栄養があるのか、気になる方はぜひ参考にしてください。

美味しいとら豆!どんな食材なの?

インゲン豆の一種にあたるとら豆は、トラ柄の模様がついたお豆。煮物の王様とも呼ばれ、大きな粒でふっくらとして食べやすいのが特徴です。とら豆は寒い地域で育つため、主に北海道が産地として挙げられます。明治時代にアメリカから輸入されたのが始まりで、その頃から日本で栽培されるようになりました。

とら豆は栽培に手間がかかり、価格も高めなため「高級菜豆」とも言われています。他にも白花豆・紫花豆・大福豆なども、この高級菜豆と呼ばれることがあるようです。菜豆というのも「インゲン豆」という意味で、どれもインゲン豆の仲間であることがわかります。

高級なお豆としての認識があるとら豆ですが、甘煮や煮物、サラダなど一般家庭の料理でも使いやすいのが嬉しいポイント。癖がなく甘みもしっかり感じられるとら豆は、あんこにしたり和菓子などで用いられることもありますよ。

栄養が豊富なとら豆

①タンパク質

タンパク質が豊富なとら豆。筋肉を生成する材料になるため、ダイエット中でも積極的に撮りたい栄養です。人の体のやく20%がタンパク質で成り立っているため、不足してしまうと様々な支障をきたします。また老化も防ぐ効果があり、肌や髪を綺麗に保ってくれるのが特徴です。成人した人の体には、一日50~60g前後のタンパク質が必要と言われるため、お豆のようなタンパク質が豊富な食材を上手に取り入れていきましょう。

②ビタミンB2

とら豆に含まれる栄養として「ビタミンB2」が挙げられます。生活習慣の予防や改善にも繋がり、高血圧や脳卒中などの病気の予防にも効果あり。さらに脂質・糖質の代謝を促す働きがあるので、ダイエット中にも取りたい栄養の一つです。ビタミンB2を取ることで、脂肪を溜め込みにくい体を作るので、効率よくエネルゴー消費を促してくれます。代謝がよくない、筋肉量が多くないなど、脂肪が体につきやすいタイプにオススメの栄養です。

③食物繊維

とら豆には食物繊維も豊富に含まれ、血糖値の急な上昇を抑えてくれます。急に血糖値が上がる症状を「血糖値スパイク」と呼び、動脈硬化などのリスクが挙げられます。一方、小腸で消化されることなく、大腸まで栄養が運ばれゆっくりと消化される食物繊維。血糖値の上昇が緩やかになり、ダイエット効果もアップ。お腹もいっぱいになりやすいので、いつも食べすぎてしまったり、暴飲暴食に走りやすい人にも効果のある栄養です。

④カルシウム

とら豆には「カルシウム」が含まれ、骨や歯の材料となる大切な栄養です。体内あるカルシウムの99%が骨と歯に集中していて、不足すると骨密度が減少してしまいます。特に高齢期や閉経を終えた女性は、骨粗鬆症になりやすいとも言われていて、カルシウムを含む栄養をバランスよくとる必要があります。成人した男女のカルシウムの摂取量の理想は650~750mgと言われているものの、多くの日本人が推奨量に達していないというデータもあるようです。

⑤ナイアシン

とら豆に含まれる「ナイアシン」という栄養は、血行を促進する効果があるものです。毛細血管を広げる作用があり、体内に血流が回りやすくなります。血流の流れが悪いことにより起こる不調である、冷え性や肩こりなどにも効果あり。冷暖房をよく使ったり、食事摂取量が少ないと、体が温まりにくいため血行が悪くなります。ナイアシンは体の中に熱エネルギーを生成してくれるので、寒い時期は特に摂取したい栄養です。

とら豆には嬉しいダイエット効果もあり!

・基礎代謝アップ!

タンパク質が豊富なとら豆は、筋肉を作りやすい体にしてくれて基礎代謝がアップ。筋肉量が増えた体は、基礎代謝が上がり、脂肪を燃焼しやすくなるのがポイントです。基礎代謝が低い状態だと、カロリーを消費しにくい体になり、脂肪を増やしてしまいます。

・食べ過ぎ防止に

食物繊維が多いとら豆は、お腹がいっぱいになりやすく、満腹感が持続します。食べ過ぎ防止になるので、小腹が空いた時についお菓子を食べてしまう方にも最適。水分を吸収して膨張する食物繊維は、オヤツなどを我慢しなくても自然と満腹感を感じられます。

・冷え性の改善にも

体の血行をよくしてくれるとら豆は、冷え性改善でエネルギー消費のしやすい体にしてくれます。私たちの体は体温が度下がるだけで、基礎代謝が12%も減少。ダイエットにとって代謝の悪い体は天敵なので、体を温める食べ物が必要です。

お家で高級菜豆を食べよう!

「食べもんぢから」では、珍しいお豆類をたくさん取り揃えています。煮物の王様「とら豆」の他にも、白花豆・紫花豆・大手亡などのスーパーではなかなか買えないお豆も多数。

どれも品質にこだわったお豆なので、お子様やご家族皆で楽しんでいただけます。

新しいお豆を食べてみたい、栄養豊富なお豆を家庭料理に取り入れたいという方も、ぜひチェックしてみてください。

まとめ

とら豆は食物繊維やタンパク質が豊富で、毎日の栄養バランスが気になる方にもぴったり。

基礎代謝を上げ、食べ過ぎ防止にも役立つため、ダイエットにも重宝されます。

お家の料理にいつもと違ったお豆を使ってみたいという方は、ぜひとら豆を使ってみてはいかがでしょうか。

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