ゴマの力で健康に！ダイエットにも活用できるゴマの効果は？

料理の美味しさを引き立ててくれるゴマ。和え物にしたり、ふりかけにしたり、使い勝手のいい食材です。

そんなゴマですが、ダイエット中でも食べても問題ないのでしょうか？栄養があるとも聞きますが、実際どんな栄養が含まれているのでしょう？

具体的なダイエット効果やゴマの種類についてなど、今回はゴマについて詳しく見ていきましょう。

昔から使われている栄養食材
ゴマのダイエット効果は？
ゴマの種類って？

昔から使われている栄養食材

ゴマの故郷は、実はアフリカのサバンナ地帯です。紀元前3000年以上前からすでに栽培されていたとも言われ、食用だけでなく灯火用や香料にも使われていました。「食べる丸薬」とも呼ばれるほどで、ゴマは昔から優れた栄養食材だったことが分かります。

ゴマの50%は脂質ですが、これは良質な油でできているため、体にとって嬉しい効果をもたらします。ゴマには「リノール酸」や「オレイン酸」などといった「不飽和脂肪酸」が含まれ、これにより免疫力を高め、コレステロール値を下げることができるのです。

そして適量を取ることで、美容と健康にも役立つような栄養を取ることができます。そんな万能なゴマ。毎日スプーン一杯程度をとることで、ダイエットにも活用できます。次はゴマから得られる具体的な効果を見ていきましょう。

ゴマのダイエット効果は？

①タンパク質豊富

ゴマの約20%はタンパク質でできているので、ダイエット中の方にもオススメです。タンパク質の減少は、筋肉量の減少にも影響を与えるため、基礎代謝まで落ちてしまうこともあります。基礎代謝の低下は、カロリー消費量も減ってしまい「食べてないのに痩せない」という状況になってしまうことも。

タンパク質が豊富な大豆とゴマをあわせることで、さらに良いたんぱく質源になることがわかっているので、ぜひ料理の時は組み合わせてみてください。よりバランスの良い食事にすることができます。

②便秘解消

ゴマはタンパク質や良質な油を取れるだけでなく、食物繊維も含まれています。不溶性の食物繊維のため、腸内を刺激して、便を排出しやすくする働きも。ゴマは善玉菌のエサにもなるため、腸内の善玉菌が増える作用があるようです。

特にお腹周りのポッコリが気になったり、ガスが溜まっている感覚がある人に効果が感じられます。ダイエット中の腸内環境改善、そして便秘解消などにも役立つゴマ。食生活が偏りがちの時に活用することで腸内が正常になり、善玉菌と悪玉菌のバランスが整うことで、メンタルも安定することがわかっています。

③アンチエイジング

ゴマには強い抗酸化作用があり、これは「セサミン」や「アントシアニン」という物質による物です。活性酸素の動きを抑制してくれるので、シワやたるみ、さらには肌や様々な細胞の老化を防いでくれます。

加えてゴマには「ビタミンE」も含まれ、これにも抗酸化作用の働きを持ち「若返りのビタミン」と呼ばれるほど優秀です。油と一緒に摂取することで、吸収力も上がるので、食べ合わせを工夫するとより効果を期待できます。ダイエット中などの肌荒れなどは、このビタミン不足による場合もあるので、ぜひゴマの栄養と抗酸化作用を活用してみてください。

④脂質代謝の促進

ゴマに含まれる「ゴマリグナン」は、酵素の働きを活発にしてくれます。酵素には食べ物を消化し、栄養を体に吸収したり、新陳代謝を行ったりと、生きていく上で欠かせない働きがあります。酵素を活発にしてくれることで、代謝がよくなり脂肪が使われやすい形になるのです。

さらに「ゴマリグナン」は、ゴマにしか存在しない成分でもあります。生活習慣病や様々な病気の原因になる活性酸素の発生を抑制し、ダイエットだけでなく日々の健康にも効果があると言われています。ほとんどの抗酸化物質が肝臓まで届かないのに対し、ゴマリグナンは肝臓まで届き、抗酸化作用を発生させることのできる貴重な栄養なのです。