ナツメグを使って健康体質に！気になる効果・効能とは？

ナツメグといえばスパイスの一つで、ハンバーグなどの肉料理にも活躍しますよね。

そんなナツメグは他にも健康に良い効果がたくさんあり、定期的にとりいれたいスパイスでもあります。

今回はナツメグがどんなスパイスなのか、栄養や効果・効能をご紹介。

他にもご家庭で使いやすいスパイスもお伝えするので、気になる方は是非参考にしてください。

どの国からも求められたナツメグ
ナツメグの栄養
ナツメグの効果
ダイエット効果が期待できるスパイスたち
まとめ
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どの国からも求められたナツメグ

ナツメグは「ニクズク」という樹木になる種子の部分をさし、粉末状にスパイスにしたものが一般的に利用されています。原産地はインドのモルッカ諸島というところで、その後紀元前10世紀あたりからすでにナツメグは利用されていました。

バラモン教という宗教では「健康のためにも用いられた」という記述が残っているようです。15世紀前後の大航海時代でも、世界四大スパイスの一つとしてナツメグの価格は沸騰。スパイスをめぐり戦争まで発展していったのは有名な話ですよね。

食品や薬用としても活躍したナツメグは、多くの人々を魅了し、どの国からも求められたスパイスでした。貿易でも盛んに利用されていたナツメグですが、熱帯地域で栽培されるようになってから、少しづつ一般の人々にも利用されるようになったのです。

現代ではカレーのスパイスやお肉の臭み消し、お菓子作りにも活躍するナツメグ。世界から愛されたナツメグは、ダイエットや健康にも効果があり、日常的にとりいれたいスパイスの一つであると言えるでしょう。

ナツメグの栄養

①胃腸を整える「ピネン」

ナツメグには胃腸を整える「ピネン」という成分が含まれています。独特な香りで自律神経が刺激されるため、胃腸の動きも活発に。この成分はスギやヒノキなど、ほとんどの木に含まれる成分で、気持ちもリラックスできるのが特徴です。そのため睡眠の質がよくなり、眠りやすくなるともいわれています。

②夏バテに効く「ミリスチシン」

食欲増進効果のある「ミリスチシン」という成分は夏バテにもいいため、疲れて食欲がでないときにも最適です。ナツメグのこの成分には向精神作用もあり、少量であれば落ち込みやすい時にも気分転換になります。しかし大量摂取は幻覚の症状が現れる場合もあるため、注意しましょう。

③抗菌作用の「オイゲノール」

ナツメグには「オイゲノール」という抗菌作用の強い成分も含まれています。口臭ケアにも効果があり、鎮静作用として歯の痛みなども抑えてくれると言われています。ほかにもクローブ、ローリエ、シナモンにも含まれ、香辛料に多く含まれる成分の一つです。

④赤血球をつくる「鉄」

ナツメグには赤血球を作る「鉄」も豊富で、全身に酸素を運ぶ役割もあります。鉄を適量摂取することで、運動能力や学習能力の向上が期待されています。鉄をとったあとにカフェインを摂取してしまうと、体内への吸収を阻害してしまうため相性はよくありません。鉄を摂取したあとは、コーヒーなどを控えると効率よく吸収できます。