ダイエットにも使える麹とは？効果やオススメの食品も紹介

一時期塩麹ブームとなり、テレビなどでも話題となった麹。気になるけども、実際に使った事がないというかたも多いはず。

そこで今回は「麹」について。どんな効果があり、なぜ麹は体にいいと言われているのでしょうか？オススメの食べ方などもご紹介していくので、ぜひご覧ください。

麹ってなに？
なぜ麹は体にいいの？
麹のダイエット効果
麹を使った食品は？
まとめ
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麹ってなに？

麹とは、味噌や醤油の原料となっているもの。穀物を蒸したものに、菌を付着させ栽培する事でできています。麹で栽培している菌を「麹菌」と呼び、国菌として世界的に認められています。

菌と聞くと有害なイメージがありますが、それは腐敗した菌の事。カビたパンなどがこの腐敗した菌に当たります。一方、味噌のように発酵して作られる菌は、体を健康的にしてくれる良質な菌なのです。

麹は紀元前から使われ、古くから人々の生活と繋がりがあったとされています。日本での麹の始まりは奈良時代、麹を使い日本酒を作った記録が残されているようです。そんな昔ながらの麹ですが、どうして体にいいのでしょうか？

なぜ麹は体にいいの？

麹は「酵素の宝庫」ともいわれるほど、多くの酵素が含まれています。その数は３０種類以上ともいわれ、それぞれに様々な効果が期待できます。

麹に含まれる色んな酵素には、消化促進、腸内の善玉菌の活性化、ビタミンの生成など、健康な体づくりをサポートする働きがあるのです。さらに必須アミノ酸や、ミネラル、食物繊維も豊富に含まれ、不足しやすい栄養も多く取り入れる事ができます。

麹で作った甘酒は「飲む点滴」ともいわれ、江戸時代には売り歩く商人がいたほどです。特に暑さや湿気で体力が低下しがちな時期や、季節の変わり目など、疲労を感じやすい時に愛飲されていたといわれます。そんな栄養満点の麹には、もちろんダイエット効果も期待できます。具体的にどのような効果があるのでしょうか？

麹のダイエット効果

①腸内環境の改善

麹には体内の老廃物を排出する働きがあります。これにより腸内環境が整い、お通じなどもよくなります。腸内環境がよくなると、セロトニンが分泌されやすくなり、イライラなどの精神的な不調が少なくなるともいわれています。幸せホルモンともいわれるセロトニンは、腸内で90%生成されていて、脳からの分泌は2%ほどです。このことから腸内環境の改善が、便通が良くなるだけでなく、メンタルの向上にも繋がる事がわかります。

②アンチエイジング

麹にはビタミンB群が豊富で、アンチエイジングの効果が期待できます。肌ツヤを良くし、ハリのある肌にしてくれるので、シワやシミが気になるかたにもぴったりです。また、麹の酵素により腸内環境が整うと、ニキビなどの予防にもなり、肌荒れを防ぐ効果もあります。肌荒れなどの原因ともいわれる「セラミド」という成分を生成し、肌のバリア機能を正常に保つ働きもあります。

③代謝の促進

麹に含まれる消化酵素は、代謝を促進する働きがあります。栄養素を素早く分解し、消化吸収をスムーズに行います。これにより普段の食事で疲れた胃腸の負荷を、少なくしてくれます。また代謝が促進される事で、血行も良くなり、冷え性の改善にも繋がります。代謝が低いと、毒素や老廃物が体の中に留まりやすくなり、様々な不調の原因になることもあります。

④疲労回復効果

麹には疲労回復効果のある「ビタミンB１」が豊富に含まれています。炭水化物を分解して、エネルギーに変える働きがあり、疲労時にはこのビタミンB１を多く使います。体を回復させようとすると多くのビタミンB１消費してしまうため、麹のようなビタミン豊富な食材で補ってあげる事が大切です。さらに主成分である「ブドウ糖」も、脳の疲労物質を除去してくれるので、これにより集中力がアップして快適に過ごす事ができます。